脂漏性皮膚炎に効果的な抗真菌剤入りシャンプー

 脂漏性皮膚炎は皮脂腺が多く皮脂の分泌が多い頭皮や顔に起こりやすい湿疹です。頭皮や顔の他にも耳の後ろや摩擦の多いわきの下や太ももの付け根等にも起こる事があります。症状としては痒みを伴い発赤や皮膚が荒れてカサついて皮膚がはがれてくることもあります。脂漏性皮膚炎が頭皮に発症した場合は皮膚がはがれるためフケ症と間違えられる事も多い病気です。
 脂漏性皮膚炎の原因にはカビの一種である真菌であるマラセチアが異常繁殖する事によって引き起こされます。マラセチアは常在菌で皮膚に常にいる菌ですが皮脂が多い環境下では異常繁殖してしまいます。このマラセチアの代謝物が肌に炎症作用を引き起こすと考えられています。この他の原因としてはストレスやビタミンB不足、洗顔や洗髪の時にすすぎ不足や洗いすぎ、生活習慣の乱れ等も挙げられます。
 脂漏性皮膚炎の主な原因はマラセチアの異常繁殖なのでマラセチアの増殖を抑えるため抗真菌薬を使用する事が基本の治療となります。頭皮の脂漏性皮膚炎を治療するにあたって使われるのが抗真菌剤入りシャンプーです。抗真菌剤入りのシャンプーを使う事によって原因菌の発生を抑制し皮脂をしっかりと取ることができるのでマラセチア菌の増殖をコントロールすることができます。脂漏性皮膚炎の殺菌、抑制のできるシャンプーには種類が多くあり、体質に合わせたシャンプーを選ぶことができます。抗菌作用が比較的強いシャンプーだと人によっては逆にアレルギーが出てしまう事もあるようなので注意が必要です。さらに、日本では販売されておらず海外輸入の抗菌剤入りのシャンプーもあり、種類によっては発がん性も認められているものもあるようなので個人で購入する場合は十分な注意が必要になります。

抗真菌剤入りシャンプーの購入方法

真菌というのはカビのなかまにあたりますが、皮膚の表面などに感染してさまざまな病気をもたらすことがあり、多くの人が悩んでいる水虫などもその一種といえます。真菌が頭皮に感染してしまった場合、頭皮のかゆみ、フケ、湿疹などといった不快な症状が特徴の脂漏性皮膚炎になりますので、抜け毛を防止し、髪の毛のすこやかな成長を支えるという意味でも、抗真菌剤のような、真菌の増殖を抑制する成分を活用するなどして、はやめに対策を講じておきたいものです。抗真菌剤というのは、患部に直接塗るような塗り薬、または口から水道水とともに飲み込む飲み薬というのが一般的ですが、さらに手軽に活用できる、抗真菌剤入りシャンプーのようなものも登場しています。ただし、抗真菌剤というのもは、使い方をあやまってしまうと、かえって皮膚が赤くなったり、ただれてしまったり、かゆみが出たりといった、副作用の症状があらわれてしまうことがありますので、抗真菌剤入りシャンプーの銘柄はそれほど多くはありません。海外ではニゾラールシャンプーとよばれるものが広く出回っていますが、これは国内では販売されていないため、購入方法としては、個人として使用する目的に限って、少量だけを直接輸入するというのが基本となってきます。そのため、個人輸入専門の業者のウェブサイトなどを通じて申し込みをし、現物は海外から直接発送してもらうということが一般的となっています。
いっぽう、国内でも医薬部外品の一種として、ミコナゾールという成分が含有されたシャンプーが市販されていますが、これは医薬部外品であるため、薬局やドラッグストアの店頭でも購入可能ですし、通信販売なども行われています。

シャンプー以外の抗真菌に効果的な薬

頭皮の強い痒みが特徴の脂漏性湿疹ですが、原因は頭皮の常在菌であるマラセチア菌という真菌(カビの一種)です。マラセチア菌は、健康な人の頭皮にも存在していますが、頭皮の脂質の分泌が増えるとそれを食べて増えすぎてしまい、脂漏性湿疹と言う症状になってしまうのです。
脂漏性湿疹の方は、抗真菌効果のあるシャンプーを使用する場合が多いと思います。もちろん、抗真菌効果のあるシャンプーも重要ですが、それだけでなく、かゆみが強い場合には外用薬をためしてみるのも一つの方法です。専門医を受診して治療するのが一番良いのですが、なかなか時間のとれない場合は頭皮のかゆみに効果のある「ムヒHD」、「テラ・コートリル」という市販薬を使ってみるのも良いでしょう。漢方薬でも、「消風散」や「十味敗毒湯」など脂漏性湿疹に効果のあるものが薬局で市販されていますので、薬剤師に相談してみるのもおすすめです。
しかし、なかなか効果があらわれない場合にはやはり、皮膚科等の専門医を受診して抗真菌効果のある外用薬やステロイド剤等を使い、早めに治療をするのが、脂漏性湿疹を治す近道になります。脂漏性湿疹は、免疫力が低下した状態にある時に発症しやすい病気です。睡眠不足やストレスも原因になりますし、食生活にも気をつける必要があります。特にビタミンB2、B6の不足が脂漏性湿疹の原因になる場合もあるので、積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンB2、B6は、レバーやしじみ、牛乳、卵に多く含まれています。脂質の取り過ぎは皮脂を過剰に分泌させる原因になりますので、サプリメントなどを上手に活用しながら、食生活を整えると良いでしょう。
症状が少し治まった場合でも、完治していない事もあります、薬は治りきるまでしっかり使い、規則正しい日常生活を送る事が大事な事です。

■シャンプーだけでなくクリームも効果がある
ニゾラールクリームで白癬菌を死滅させる
■真菌が原因の症状に効果
イトラコナゾール